徳島の慈眼寺で穴禅定修行は一体何の修行なのか

四国別格第3番慈眼寺

3日前に行ったばかりの四国別格第3番「慈眼寺(じげんじ)」へまた行ってきました。

なぜ2度も行ったのかは、「穴禅定(あなせんじょう)の修行が気になっていたためです。朝6時過ぎに出発し、帰宅したのは夜7時半でした。結構疲れました。

慈眼寺まで自宅から約100kmとちょっと遠め。この修行の後はお遍路さんの続きをしました。

目次

慈眼寺・穴禅定(あなぜんじょう)の修行

穴禅定は亀裂型の鍾乳洞で、お大師様が修行した場所です。

その場所へローソクの明かりだけで狭い穴を通り抜ける修行。ちゃんと案内してくれる「穴禅定先達」がいます。この修行をするとご利益がいただけます。金運、開運、入試等いろいろい良いいことあるよみたいなことをパンフレットに書いてありました。

事前準備

持っていった方が良いもの

  • レインコートのズボンか汚れてもいいズボン
    狭い穴をはったりするので汚れます
  • 歩きやすい靴

穴禅定修行にかかる金額

ひとりで行っても、他の方と時間が合えば一緒に修行できます。

穴禅定修行

1人で受付:3,000円

2人で受付:1,500円

3人以上:1,000円

私が行った時間には私を含め6人修行者がいたので、1,000円。

私の前にも後にも修行者はいました。どうやら有名な修行のようです。

現地での準備

横幅体験場をして問題なかったら、身支度をします。身支度は上は白衣を貸してくれます。下は持参したレインコートのズボンか汚れてもいいズボンに動きやすい靴をはく。荷物は鍵付きロッカーにしまう。鍵は寺務所に預けます。

横幅体験

穴禅定横幅試験場

納経所(寺務所前)縦長の石があります。そこを横から通り抜けれるか試します。横から見た幅は次の写真です。

穴禅定の横幅体験

結構せまいです。これを通れなければ、穴禅定を通り抜けられない。確かにそうです。穴禅定はかなり狭いです。

穴禅定修行

  1. 本堂まで行く。
    納経所(寺務所前)から本堂までは500m、約20分歩きます。
    本堂まで行くと案内人の「穴禅定先達」がいます。他に修行者がいる場合は待ちます。修行者がそろったら、本堂の近くにある、階段をのぼっていきます。
  2. 修行の説明
    修行の説明があり、ロウソクを渡されます。
  3. 修行
    火をつけ鍾乳洞を通ります。「穴禅定先達」が頻繁に通るときの注意事項等を説明するので、後方の人に伝える。鍾乳洞の中で3カ所止まって説明があります。一番奥へ行くとお大師様が修行したという場所へたどり着きます。そこで祈願が必要か聞かれます。必要ない人は断っていいんです。と言われますが、何度か聞かれます。結局みんな、「家内安全」とかいろいろ言ってました。無料ではないです。
  4. 本堂の周りを3周歩いて、修行は終了。
  5. 鍵をうけとり、着替えてから寺務所前で修行代を払います。
手焼きせんべい

手焼きせんべいをいただきました。

思っていたよりも狭くて驚きました。途中うつぶせになったりすることもあります。終わったあとはなんだかぐったりしました。

穴禅定が終わって感じたこと

そもそも、この修行ってなんだろうか。この修行でご一緒した方もなんだろうね、と言っていました。

修行中は修行者同士で声をかけあいます。知らない方と連帯感がうまれます。狭くて通り抜けにくい場所を通っていて、一体自分は何をしているのだろうかと途中で思ったりもして。それが修行なのかな。自分を見つめなおす時間になりました。それにしてもお大師様は狭い穴禅定を通り抜け、奥の暗くて狭い場所で修行していたなんて。私にはできないなとも思いました。

今までやったことある修行は、断食修行、坐禅、滝行。それらに比べると、変わった修行でした。

修行日:2017年5月3日

四国別格第3番慈眼寺

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