毎年1月第4土曜日に若草山焼きを観覧してきました。去年は新型コロナウイルス感染の影響で中止だったようで、今年は当日の10時まで開催するかわかりませんでした。
そもそもなぜ山焼きするのだろうか。若草山焼き行事実行委員会事務局のサイトに詳しく記載してありました。
若草山焼きの起源
若草山三重目の頂上には、鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)という前方後円の巨大なお墓があります。
その昔、このお墓から幽霊が出て人々を恐がらせるけれど山を焼くと幽霊が出なくなるらしい、また翌年1月頃までに山を焼かないと良くなければ、なにか望ましくないことが起こるらしい、などの迷信が長く続き、この山を通る人が勝手に火をつけるようになったといわれています。
これにより東大寺境内に火が迫る事件が再三起こり、1738年12月に、奈良奉行所は若草山に放火禁止の立て札を立てました。しかし、その後も誰ともわからないまま放火は続き、近隣の寺や神社へ火が燃え広がるなど危険が絶えなかったため、江戸時代末期頃には若草山に隣接する東大寺・興福寺と奈良奉行所が立ち会って山を焼くようになりました。
このように山焼きの起こりは、山上古墳の鶯塚に葬る霊魂を鎮めるための祭礼というべきものであり、供養のためでもあったといえます。若草山焼き行事実行委員会事務局(奈良県奈良公園室)より引用、URL: https://www3.pref.nara.jp/yamayaki/1.htm
山を通る人が勝手に火をつけるようになった、というのは驚きです。火事になると考えはなかったのだろうか。
若草山焼き会場へ
奈良公園周辺での観覧は2か所でした。
- 春日野園地
- 浮雲園地
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、事前登録制しないと奈良公園周辺で観覧できないとのことだったので事前登録しました。
当日の10時に開催すると連絡がありました。
受付は東大寺南大門付近でしたが、春日大社方面から浮雲園地へ。事前登録なしで奈良公園へ入れた人はいたのだろう。

奈良公園に17時30分に到着。
すでに三脚たてて待っている人がいました。一体何時からいたのだろう。

日中は暖かかったのに、日が落ちですぐに寒くなりました。
花火と山焼き
花火はたったの5分。
私は三脚忘れたこともあり、ひどすぎる写真ばかりでした。

黒い空が目立つ

大きさのわからない花火
ネットには山焼きの前の花火の写真がいろいろと載ってますが、同じ花火の写真とは思えないくらい美しい写真ばかり。花火の写真はむずかしい。

山焼きの写真も難しい。

山火事のよう。

花火が終わると帰る人が多かったです。
