50代女が初めての大腸内視鏡検査で発見!ガン予防に繋がる大切な体験

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    一時期は快腸だったものの、ここ数か月は便秘が徐々に悪化し、苦しい日々が続いていました。

    そこで「便秘外来」をキーワードにネット検索し、気になった病院を受診することに。

    40歳以上には大腸内視鏡検査がすすめられるということで、初めて検査を受けてみました。その結果、大きなポリープが見つかり、絶食2日と食事制限1週間をすることになりました。

    予想とは違ったものの、検査を受けて本当によかったと感じています。これから検査を受けようと考えている方や、検討していなかった方にも、ぜひ受けるきっかけになればと思います。

    目次

    大腸内視鏡検査前の準備

    検査前には食事制限があり、前日には下剤を飲む必要がありました。これが思っていたよりちょっとつらかったです。

    検査前の食事

    病院でもらった「おすすめメニュー」は、「検査前日」と書かれていますが、2日前から食事制限するように言われました。

    食べて良いものは、基本的に具なし・・・

    • うどん(具なし)
    • 食パン(具なし)
    • 茶碗蒸し(具なし)
    • スープ(具なし)
    • おにぎり(海苔なし)

    など

    食べないように言われたもの

    • 食物繊維の多い野菜
    • キノコ類
    • ナッツ
    • ネギ等の薬味
    • 海藻類(海苔、わかめ、等)

    など

    これらを食べててはダメな理由は、消化されずに腸に残り、検査が無駄になるから。

    検査前前日

    ピコスルファートNa内用液0.75%

    夜21時ころに、ピコスルファートNa内用液0.75%(下)を飲むように指示がありました。コップに水を入れ、この下剤を入れて飲みます。

    検査1週間くらい前から、ずっと便秘気味だったため、下剤が効くのか不安でした。

    夜中の2時ころ、激しい腹痛で起きました。1時間くらいでおまったと思っていたら、5時ころにまたお腹が痛くなり起きました。

    この下剤はかなり効いた。

    早朝にバイクに乗ろうと考えていたけれど、無理でした。

    大腸内視鏡検査当日

    順調な方は、3時間くらいで帰れるはず。私の場合は、時間がかかりました。

    • 洗腸剤
    • 検査
    • 検査後の説明

    洗腸剤

    検査当日は洗腸剤を服用し、すべての便を排出します。

    おばさん

    不味いよ

    洗浄剤は自宅で服用するか、病院で服用するか選べました。病院に行く途中にお腹が痛くなったら困るので、私は病院で服用しました。

    一気飲みではなく、少しずつ洗浄剤と水を飲む、の繰り返しです。最後に看護師さん(多分)に排便の確認をしてもらうのは、ちょっと恥ずかしい。自宅で洗浄剤飲んだ方が良いのかも!?と思いました。

    検査

    2時間しないうちに、私の準備は整っていたのですが、そこから40分くらい待ちました。ようやく呼ばれ、検査服(下だけ)に着替えました。

    検査は鎮痛剤を用いる方法で、ウトウトしはじめ眠っていたと思いますが、途中で下腹部の激痛で目が覚めました。

    記憶はあいまいですが、モニターをしばらくみていたら、知らぬ間にまた眠っていました。

    検査後に「終わりましたよ」と言われた(多分)声で目が覚め、他の場所へ移動。この時点で、ポリープ20mmがあり、除去したので時間がかかったと説明がありました。その後、点滴を受けました。

    検査結果

    検査では2つのポリープが見つかりました。

    • 横行結腸20mm
    • 盲腸5mm

    20mmのポリープの場合、日帰りで除去しない病院もあるそうです。大きなポリープを除去したため、この日は絶食。そして翌日にまた病院へ。

    小さなポリープの場合、絶食ではありません。

    ポリープ除去翌日

    腸の様子をモニターで見せてもらいました。

    見逃されるケースもあるポリープだった

    横行結腸のポリープについては、見逃されるケースがあるそう。ぱっと見はわからないらしく、色素散布(色素法)で分かったそう。

    ちゃんと見つけてくれる医師(病院)でよかった。

    便秘薬も原因か荒れてる腸

    便秘薬を常用していると、腸が黒くなる、という話はインターネットで見たことがあり知っていました。この症状は、大腸メラノーシス(大腸黒皮症)というそうだ。

    私の腸もそれに近く、ところどころ黒い状態でした。

    やはりたかが便秘、と自己判断で市販薬を飲み続けるのは危険だと知ることになりました。

    絶食&食事制限

    翌日からごはんが食べれる!

    と思っていたら、翌日も絶食の指示がありました。口にしてよいのは、基本は水。飴はOKと言われました。

    その後1週間は、お粥のような食事を少し、と・・・

    おばさん

    まるで断食・・・

    私は過去に断食道場に2回行ったことがあります。今回の絶食は、成田山新勝寺(千葉)の断食修行に近かったです。

    成田山新勝寺の断食修行は、現在は実施していません。水のみ断食で、シャワーすらなし。スマホ等の持ち込み禁止でした。確か、2泊3日から6泊7日まで選べたはず。私は3泊4日で参加しました。最終日の朝にお粥を出してもらえたのですが、これがうまかった。

    処方されている便秘の薬

    • ビオスリー:腸の動きを整える
    • 漢方100:おなかの冷え、腹部膨満感等の症状を和らげる
    • 酸化マグネシウム330mg:便を出しやすくする

    ビオスリー

    整腸剤は、YouTubeなどで取り上げられていて、市販で手に入る整腸剤もあり、体調改善に効果があるようです。

    これは、腸内に乳酸菌などを補う薬で、食前に飲みます。下痢、便秘、腹部膨満などの消化器症状を改善する。

    漢方100

    この漢方だけではありませんが、即効性なし。

    飲み続けて効果があるので、勝手にやめないでくさい、と言われました。ただし、ポリープ除去後は腸の動きを抑えたいので、しばらく飲まなくてよいと。

    じゃあ、いつから飲むのだろう・・・

    酸化マグネシウム

    上の2つは薬局で買った薬で、下の錠剤は今回処方された薬です。

    薬局で購入できる酸化マグネシウムは、1回で6錠飲みます。この薬は錠剤ですが、飲むとき変な味で軽い吐き気がするので苦手。

    処方された酸化マグネシウムは、1日3回、1回1錠です。

    この薬の副作用がちょっと気になってます。過去に、意識を失うなど高マグネシウム血症を起こし死亡した高齢者の話が、厚生労働省のサイトにあります。大丈夫なのかな。

    最後に

    もともと大腸内視鏡検査を受ける予定はなかったのですが、今回の便秘がきっかけで検査を受けました。

    その結果、大きめのポリープが見つかり、受けて本当に良かったと思っています。このまま何もしなければ、大腸がんが進行してから気づくことになっていたかもしれません。大腸がんは初期症状がほとんどないため、こうした検査をしないとわからないことが多いのです。

    先生によると、多くの方がポリープを発見されるそうで、最近では若い方にもポリープが見つかることがあるそうです。

    40歳以上なら、検査を受けた方がいいかもしれません。

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