私が初めてバイクに乗ったのは、高校生の頃。50ccのスクーターでした。
原付免許を取った理由は、同じクラスの誰かに誘われたから。でも、その人が誰だったのか、顔も名前も思い出せません。そこまで親しかったわけではなかったのでしょう。
誘われるままに免許センターへ。試験を受ける前に、近くの「予想屋?」のような場所で対策をして、無事に合格しました。
はじめてのスクーター

免許を取ると、やっぱりバイクに乗りたくなるもの。
スズキセピア
正直なところ、なぜこのバイクに決めたのかは記憶にありません。覚えているのは、親に買ってもらったこと。それが自分で選んだものなのか、親が決めたのか、あるいは店のおすすめだったのか・・・
まったく思い出せません。
複雑な家庭環境だったせいか、お金で解決できるものは(ほぼ)何でも買ってもらっていました。その中に、このバイクも含まれていたのでしょう。
セピア(1989年



シートを開けずにガソリンの給油ができる、と説明に記載されていましたが、覚えていません。
スクーターの使い道
当時の自宅は駅まで少し距離があったため、主に通学に使っていました。それ以外にも、少し離れた友達の家へ行ったり、一人でスクーターツーリングを楽しんだり。スクーターのおかげで行動範囲が一気に広がったのを覚えています。
高校在学中に車の免許と中型自動二輪(現在の普通自動二輪)免許を取得し、軽自動車を購入。車に乗るようになると、自然とスクーターに乗らなくなりました。
そんな理由で、スクーターは小学校の頃の同級生に譲ることに。しかし、その経緯についても詳しく覚えていません。
その同級生のことを思い返すと、小学生の頃はいじめられていたような記憶があります。でも、高校生になった頃には時々連絡を取り合う仲になっていました。もしかすると、いじめられていたというのは私の思い違いだったのかもしれません。記憶とはあいまいなものですね。
それでも、バイクは続く
こうして初めてのスクーターとは別れを告げましたが、それでバイク人生が終わったわけではありません。その数年後、250CCのバイクに乗るようになりました。
あの頃のセピアはもう手元にはありませんが、スズキ歴史館(浜松)に展示されているのを見たとき、懐かしさとともに少し嬉しくなりました。