転職回数が多くても安心!派遣社員で楽に仕事を見つける方法まとめ

私は20代の頃、すでに10回以上の転職経験があります。さらに30代で転職数回、履歴書には職歴が書ききれません。

そんな私は、派遣での働き方を続けています。今更パートなどの直接雇用で働こうとしたら、まず履歴書作成で嫌になるでしょう。

派遣社員の働き方はこんな方人おすすめ

  • 転職歴が多すぎる
  • 難易度の低いOA事務や事務職でITよりの仕事からはじめてみたい
  • IT関連の仕事に正社員として転職スキルが不足している
  • 転職エージェントに登録したいけど勇気がない
  • スキルアップしたいけれど、スクールに通う余裕がない
  • キャリアについて相談できる相手がいない

未経験の職種にいきなり正社員として就職するのは難しい場合やどんな仕事か実際に働いてみたい場合は、派遣で働くのもおすすめ。

派遣は、一定期間の契約で働くことができるため、比較的ハードルが低く、未経験者でも応募しやすい求人が多いです。また、派遣先での業務経験が積めるため、その分野に関するスキルや知識を身につけることができます。

目次

3種類ある派遣雇用と就業までの流れ

まずはじめに派遣という働き方についての説明です。

派遣スタッフの雇用主は派遣会社で、就業先は派遣会社と契約している会社(派遣先)が実際に働く企業です。

人材派遣には3種類あります。

  • 登録型
  • 紹介予定
  • 常用型

3つの種類について、それぞれみていきましょう。

登録型派遣

登録型派遣は、派遣スタッフは派遣会社と雇用契約を結び、直接雇用契約を就業先企業と結ばない働き方です。就業先が決まった時点で雇用関係が発生し、派遣契約期間中だけ成立します。

  • 派遣スタッフ(あなた):派遣先からの指示で仕事をします。
  • 派遣会社:派遣スタッフに仕事や就業条件、給与、福利厚生、研修などをサポートします。
  • 企業(派遣先):派遣スタッフに仕事の指示を出します。

登録型派遣は、ライフスタイルやキャリアプランに合わせて様々な職場で働け、キャリアアップも可能です。

紹介予定派遣

紹介予定派遣とは、一定期間派遣スタッフとして働き、その後に派遣先企業で正社員や契約社員として採用されることを目指すシステムです。

このシステムでは、実際に働いてから正社員になるかを決めることができるため、自分に合った職場かどうかを確認できます。

また、派遣会社の担当者から客観的なアドバイスを受けながら、自分に合った仕事を見つけることができます。未経験でもこのシステムを利用すれば、自分が望む仕事に就くことができる可能性が高まります。また、転職活動にかかる労力や時間も節約できます。

常用型派遣

常用型派遣は派遣元事業主との雇用契約を結びます。

派遣先の仕事が終了してもは派遣元事業主との契約は継続し、安定した雇用形態で安心です。

また、派遣会社を通じて様々な企業で働くことができるため、幅広い業務経験を積むことができます。そのため、自分のスキルアップやキャリアアップを目指している人にとっても魅力的な働き方と言えます。

ただし、常用型派遣には派遣元事業主に応じた就業規則に基づいて働くことになるため、業務内容や就業条件には差異がある場合があります。そのため、就業前には派遣会社の担当者とよく相談し、自分に合った職場を選ぶことが重要です。

登録から就業開始まで

仕事のご紹介を受けるには、派遣会社に登録する必要があります。登録は無料です。

就業開始までのステップj
  1. 派遣会社に登録
  2. 派遣会社から仕事紹介
  3. 就業開始

派遣会社に登録

派遣登録はウェブで行えます。

名前や住所等の個人情報の入力から、職務経歴、所有している資格などを登録します。申し込みはオンライン、本登録は来社。またはすべてオンライン、など方法は派遣会社によって異なります。

本登録時に電話、オンラインまたは直接面談があり、希望職や現状について相談できます。

また、派遣会社によってはスキルチェックがあります。

派遣会社から仕事紹介

ウェブ上で希望する仕事にエントリーすると、基本的に社内選考があり合否はメールや電話で連絡があります。

また、派遣会社から電話やメールで仕事の紹介があることもあります。

就業開始

仕事が決まると契約書等の手続きが行われます。

就業開始日には、派遣会社の営業の方が派遣先に同行してくれる場合が多いです。


派遣先での就業がスタートしたら、派遣会社は定期的に連絡を取り合い、業務内容や職場環境についてのフィードバックを行います。

万が一トラブルや問題が起きた場合には、派遣会社に相談しましょう。

事務経験が浅い方やIT未経験者に派遣で働くことをおすすめする理由

事務職の経験がなかったり、IT未経験者が派遣で働くことは、次のような理由からおすすめです。

  1. 経験を積める
  2. スキルシートを作成してくれる
  3. スキルアップができる
  4. 柔軟な働き方ができる
  5. 職場の雰囲気に慣れることができる
  6. 派遣先の正社員になれる可能性がある

自分に合った求人を見つけ、経験やスキルアップにつなげましょう。

経験を積める

事務職の経験がなかったり、または経験が浅い場合は派遣で働いて経験を積むことができます。また、ITの仕事に就きたいと考えている未経験の人がIT業界で直接正社員として採用されるのは難しいことがあります。そのため、転職エージェントやITスクールでスキルアップや経験を積み、正社員になる方法があります。

もし、転職エージェントの登録に躊躇している場合やITスクールに通う余裕がない場合は、派遣で働いて経験を積む方法をおすすめします。

派遣で働くことで、IT業界で働きながら実務経験を積むことができます。また、現場での経験があることで、就職活動の際にも有利になるでしょう。

スキルシートを作成してくれる

派遣先企業にスキルシートを派遣会社から送られます。

これは職歴が多い場合、または自分ではアピールがうまくできない方は、とてもありがたいです。

私の場合は、職歴が多いので、派遣会社の方に企業に対してアピールできるスキルシートにまとめてもらえてます。

スキルアップができる

派遣会社への登録で職務経歴書等の提出またはオンラインによる登録はありますが、なかなか自分でうまくまとめられないということもあるでしょう。

派遣先企業に自己アピールするためには、スキルシートを作成する必要がありますが、職歴が多い場合や自己アピールが苦手な場合には、派遣会社が代わりに作成してくれます。

私自身も職歴が多かったため、派遣会社の方に企業にアピールするスキルシートを作ってもらいました。

柔軟な働き方ができる

派遣で働く場合、就業期間や就業場所、勤務時間などが柔軟に変更できる場合があります。時間的余裕があれば、希望職種のスキルアップにつながる学習が可能です。

また、契約期間終了後に派遣先で正社員として採用されることもあります。そのため、自分の希望に合わせた働き方ができ、キャリアアップにつながる可能性もあります。

職場の雰囲気に慣れることができる

派遣で働くことで、複数の企業で働く経験ができます。

そのため、IT業界の様々な企業の雰囲気や文化に触れることができ、自分に合った職場を見つけることができます。

派遣先の正社員になれる可能性がある

紹介予定派遣で働いた場合、派遣先の社員になれる可能性があります。

実は登録型派遣でも正社員になれることもあります。

今まで働いていた企業で、派遣スタッフを直接雇用する会社は意外と多くありました。

私はここ数年、登録派遣での働き方を選択していますが、社員化の話は何度かありました。ただ私の場合は、家庭の事情で定期的な引越しがあるため、残念ながら社員になるのは断っています。完全在宅勤務であれば受け入れていました。

必ず社員になれるわけではありませんが、登録型派遣でも派遣先の社員になれる可能性はあります。

IT未経験者が働くデメリット

IT未経験者が働くデメリットとして、仕事探しの際に選択肢が少ないことが挙げられます。

  • 仕事内容が限定的であることが多い
  • 正社員と比べて待遇面が劣る

仕事内容が限定的であることが多い

IT未経験者の場合に採用されやすい仕事は限定的なことがあります。例えば次の仕事など。

  • PCキッティング
  • ユーザーサポート・ヘルプデスク(ITサポート)
  • IT事務

しかし、条件として最低限のパソコンスキルは必須です。

仕事の選択肢を増やしたい場合は、上記のような仕事をしながらスキルアップする方法もあります。

正社員と比べて待遇面が劣る

派遣契約であるため、正社員と比べて待遇面が劣ることがほとんど。

例えば、派遣で働くと夏季休暇、正月休暇やゴールデンウイークに休む場合、給与はありません。また、健康診断では仕事を休んで受けるか、土曜日などの休日に受けることになる場合がほとんどです。

IT未経験者が派遣の仕事を検索するコツ

IT未経験者でも派遣の仕事に就くことが可能です。

  • 仕事の検索方法で工夫して探す
  • 派遣会社に登録して相談する
  • スキルアップする

仕事の検索方法で工夫して探す

  1. IT関連の職種をすべて選ぶ
  2. 未経験でもOKと明記されている項目にチェックを入れる

IT関連の職種は、「ITエンジニア」や「クリエイティブ系」、「CAD」など、派遣会社によって分類は異なります。これらにチェックを入れ、「未経験歓迎」等の項目にもチェックを入れて検索します。

これでIT未経験者でも働ける仕事が検索されますが、派遣会社によっては、検索結果の仕事の難易度が異なるため、難しすぎる仕事が含まれていることもあります。また、検索結果が少なすぎることもあります。

未経験OKにチェックを入れない場合でも、「ヘルプデスク」など、未経験者でも働けそうな仕事を探す方法があります。また、派遣会社によっては、OA事務の中にIT関連の仕事が含まれている場合もあります。

派遣会社に登録して相談する

派遣会社に登録し、自分のスキルや希望する仕事などを相談することで、自分に合った仕事の紹介を受けることができます。派遣会社は企業とのつながりがあり、IT未経験者でも採用してくれる企業がある場合があります。

スキルアップする

派遣で働く前に、随時試験の難易度が低めの資格を取得しておくと良いです。例えば、MOSであれば2週間くらいの学習で合格可能。

少し長めの学習が可能であれば、ITパスポートもおすすめです。

IT関連の資格取得や、PCのスキルアップを行うことで、IT未経験者でも求人にアピールできるスキルを身につけることができます。

もしスクールに通うことを考えている場合は、就職支援型のスクールを選ぶのもひとつの方法です。

まとめ

私の場合は、次の理由で派遣で働いています。同じような方は、派遣で働くことも考えてみる価値あり。

  • 転職回数が多すぎる
  • あまり長く働けない
  • 履歴書作成の手間が省ける
  • 相談できる相手がいる(営業さんやキャリアカウンセラー等)
  • 自力では働けない会社で働けることが多い

IT業界未経験者にとって、派遣で働くことはスキルアップや職場の雰囲気に慣れることができるメリットがあります。

しかしながら、仕事内容が限定的であったり、待遇面が正社員と比べて劣ることがデメリットとして挙げられます。

IT未経験者が派遣の仕事を検索する際には、派遣会社に登録して相談したり、スキルアップをすることで適切な求人を見つけることが大切です。

派遣会社を利用する場合は、複数社に登録しておくことをおすすめします。

ただし、求人情報を得るだけではなく、自分のスキルやキャリアプランを明確にしておくことが重要です。自分に合った転職先を見つけるためには、自己分析や情報収集を丁寧に行い、転職活動を進めていくことがポイントです。

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