エクセルVBAの仕事ってまだある?実際に派遣での働いた時の経験談

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エクセルやアクセス等のオフィスのソフトでの仕事量が多い場合、もっと効率的に処理をできればいいのに!と思うことがある人は多いのではないでしょうか。

そして手軽ですぐ使えるVBA(マクロ)の利用を考える方もいるかと思います。

こんな方におすすめ
  • VBAを独学で少しでも学んだことがある
  • VBAを自分の業務で作って使ったことがある
  • VBAを使う仕事をしてみたい

VBAは初心者でも学習しやすく、すぐに仕事で役立つプログラム作成ができるので、楽しくてもっと使う仕事をしたいと意欲が出てくる人もいると思います。実際に今まで仕事をしてきて、VBAに興味を持つ方が意外と多くいました。

実際仕事探しをする場合、どのように探せばあるのか、どうしたらVBAを使う仕事に就けるのかについて、実体験をもとにお話させていただきます。

ただし、マクロを使った仕事を100%おすすめ!!とも言えない事実もあります。

目次

まだVBAの仕事はある

VBAは大きなバージョンアップはされておらず、基本的な文法や機能は変わっていません。古い言語とも言われていますが、現在でもまだVBAを使う仕事はあります。

私が最後に「ExcelVBAの募集」で雇われていたのは、2023年3月まで働いていた職場でした。その後、直近では2024年2月まで働いていた職場で、業務はシステム移行でしたが、ついでに依頼された仕事で「退職した社員が作ったVBAツールの修正」等を行っていました。現在でも仕事で使います。

このように、まだVBAの仕事はあります。

VBAは古い技術

VBAは比較的古い技術であり、将来的には新しい技術に置き換わる可能性があることを覚えておく必要があります。

ですが、VBAはExcelやAccessなどのビジネスアプリケーションに深く組み込まれており、これらのアプリケーションが長く使われ続ける限り、VBAの需要が続くと予想されます。

多くの企業がExcelやAccessなどのMicrosoft Office製品を使用しており、それらのアプリケーションにVBAを組み込んで業務を効率化することができます。

また、VBAはPythonやRPAなどの他のプログラミング言語と連携することもでき、これらの技術と組み合わせることでより高度な業務自動化が可能になります。

VBAの仕事募集であるもの

  • 新規作成
    VBAでの効率化をはかるプログラム作成やツール作成の募集
  • 既存プログラムの修正
    既に作られているプログラムを改定したい等で募集
  • 他の言語等に移行するため
    VBAで作成したプログラムを他の言語や他のものに移行するため、VBAを理解している人の募集

これらの仕事は、正社員より派遣での仕事募集でみかけます。募集は多くはないですが、派遣社員のポータルサイトや派遣会社のサイトで「VBA」で検索するとみつかります。

VBAの仕事のメリット・デメリット

デメリットは、マクロに否定的な人がいることや、会社で禁止している場合もあります。また、うまくいかないとき、仕事の時間以外も悩んでいました。

メリット
  • 時給が良い
  • 時間が経つのが早い

例えば派遣社員の場合では、一般事務と比べた場合、時給は1.2~1.3割増前後が多いです。同じ時間働くなら、少しでも時給が良い方が良いと思うなら、求人数は多くないですがVBAの選択はありだと思います。

うまくいかないときも、調子のよいときも、時間が経つのが早いと感じていました。

実際に就いたVBAの仕事

VBA専門で働いていた時の仕事です。

引越し先の近所で仕事をしたかったのですが、見つからなかったため、VBAの仕事をすることにしました。

近所で仕事がみつからない

そもそも近所でオフィス系の仕事は、かなり少ない地域でした。

一般事務がほんの少しで、私は応募しても全滅でした。

そこで、県外で派遣の仕事を探すようになり、今まで利用したことのない派遣会社に登録したところ、紹介していただいたのが、エクセルVBAを使う仕事でした。

就いた仕事と辞めた理由

仕事内容は、新規作成と既存のプログラム修正や改定でした。

長期派遣の新規作成の業務で、他の言語で作成したものをVBAに変えてほしいという依頼でした。そもそも、その他の言語は何となくわかるけど程度でしたので、結局は何をしたいのかを聞き取り、いちからコードを考えて作りました。既存の修正等は、手の空いたときにやっていました。

辞めた理由は、通勤時間の長さが限界だったから。

しかし、その後の仕事も変わらない通勤時間でした。その理由は仕事を辞めると派遣会社に言った後、近所での仕事探しに再挑戦していたのですが、他の派遣会社から「VBA」を使う仕事の紹介があったため。

そのときに同時に情報システム部門の仕事の紹介があり、結局はその仕事を選びました。時給の良さに負けてしまいました。

VBAの仕事に就くには

VBAの求人は少ないですが、まだ募集はあります。VBAから他の言語やRPAの仕事へ就く道も良い選択かもしれません。

私はどちらかというと、他のプログラミング言語を習得することや、他のIT関連の仕事に就く方がおすすめ。

未経験からVBAの仕事へ

この方法は、VBAに対して寛大な環境でなければ難しい方法です。

現在働いている職場で、VBAを使用してよい環境であれば、業務の効率化を兼ねてVBAを勉強できます。それが職歴になるので、次の仕事探しでアピールポイントになります。

これは私が20年前にやった方法で、かなり古い話ではありますが、VBAだけでなく他の仕事も同じだと思います。未経験の仕事の場合は、現在の仕事で工夫して職歴に変えることができます。

VBAエキスパート試験・MOS試験

以前の仕事で、アクセスを使わないと手に負えない仕事をしておりました。

その当時、アクセスの利用は5年ぶりだったので、いちから勉強しなおすために、以下の試験対策のテキストを使いました。アクセスのテクニック本よりも、試験対策本の方が実務に役立つと実感しています。

  • Access VBA ベーシック
  • Access VBA スタンダード
  • MOSのAccess2016

前職はエクセルVBAでしたが、この受けた試験がきっかけで、前職の紹介がありました。

せっかく勉強したので、Access VBA ベーシックMOSのAccess2016を受け合格しました。MOSのAccessは20年近く前に受けていましたが、バージョンが変わっているので、やりなおして良かったです。

VBAエキスパート試験対策

実際受けた試験の体験記です。

試験対策は公式テキストと非公式の問題集を使いました。

公式テキスト

公式テキストを購入すると、ウェブ上で受けれる問題が1回分あります。たった1回分だけでは不安です。

受験したのは、Access VBA ベーシックですが、テキストはAccess VBA スタンダード、Excel VBAベーシックとスタンダードも買いました。

Excel VBAベーシックの内容は優しいので、VBAをはじめたばかりの人でも十分についていける内容だと思います。

このテキストは、書店ではあまり売られているのを見たことがありません。

対策問題集 Access VBA ベーシック

公式ではない問題集は、調べた限り「原本羚央」さんの運営しているサイト「VBAエキスパート試験対策」のみでした。

1章~10章の全問

問題はウェブ上で解きます。

一部の問題は無料で公開されていますが、全問題を解きたい場合はアクティベーション(ライセンス認証)を購入します。問題は10章にわかれており、486問もあります。

購入できるサイトはReo Worksで、2,786 円(税込)でした。支払方法はいくつかあります。

  • クレジットカード
  • コンビニ決済
  • PayPal
  • 楽天ペイ

支払いが完了すると、すぐにアクティベーションコードをもらえます。アクティベーションコードの登録有効期限は決済完了してから2週間なので、すぐに登録した方が良いです。

1章~5章のみ

Amazon Kindleの問題集です。

1章~5章の問題は、Amazonで購入できます。

キンドルはオフラインでもみれるので、通勤時間にこれを利用していました。この対策問題がなかったら、受験していませんでした。

この問題集はAccessの他にExcelもあります。

Kindle Unlimited会員は無料期間でお試し可能です。

たくさんの本を読むことができ、通勤で役立っています

VBAエキスパート試験対策にかかった時間

1か月目安に勉強をはじめましたが、実際は1か月半かかりました。予定より時間がかかった理由は、対策問題が多すぎたため。

テキスト学習

公式テキストは、10章あり毎日1章を目安に勉強しました。

ひととおり目を通した後は、ひたすら対策問題を解きつまずいたところはテキストを確認しました。

公式テキストにある1回分の問題は、非公式の対策問題よりやさしいと感じました。3回繰り返し解いたくらいで、問題を暗記してしまいました。暗記なので、もはや意味がないのでは。

対策問題

はじめて解いたときは、半分も解けませんでした。

あまりにも問題が多すぎて、受かる気がしないなと思いはじめ、そして受験やめようかな・・・と思ったりもしました。全問理解しようとすると時間がかかります。

対策問題は、公式テキストの内容よりちょっと難しめ。

受験申し込みと受験

試験の2週間前に受験申し込みをしました。

当時働いていた近くの「オデッセイテスティングセンター」で申し込みしました。他の試験会場だと、すぐに受験可能だったりします。

2週間前の申し込みでも、土日は満席だったため平日の夜にしました。

受験料は13,200円(税込)ですが、割引受験制度適用の場合は、 11,880円(税込)です。MOSなど合格していると、この割引を利用できます。

試験の感想と結果

1問目で全くわからない問題が出題され、次の問題もちょっとわからず焦りました。

10問くらい解いたところで、これは無理かもしれないと思いはじめましたが、高い受験料を払ったので、不合格はもったいない。ギリギリでもいいから受かりたい!と思いなおし、頑張って回答しました。

結果は、800点(1000点満点)でした。できない順に、フォームとレポート57%、VBAの基礎知識67%。基本ができていないようだ。

下の画像はウェブから確認できるデジタル認定証です。

デジタル認定証

受験日から1か月と8日後に、郵送で合格認定書が届きました。

合格認定書

紙でもらうと合格した実感がわきます。

おすすめの本

この本は仕事で役立ってます。

ExcelVBAエキスパートベーシック公式テキスト

AccessVBAエキスパートベーシック公式テキスト

VBAエキスパート試験 対策問題集kindle版

独学でも十分合格できます。

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